糖尿病に関するよくある疑問・質問に答えます!

ふるかわ内科クリニックでは、当院での糖尿病治療をお考えの方のギモンや不安を少しでも解消し、皆様に安心して治療を受けていただきたいと考えております。

糖尿病は治りますか?
糖尿病は、コントロールがよくなると、健常な方と変わらない血糖値まで下がることもあります。しかしながら、一度糖尿病になった方は、状況が変わると再び悪化する恐れがあります。このため、たとえ十分血糖値が下がっても「治った」という表現はせず、「コントロールが良い状態である」と表現することが多いです。いずれにしても血糖コントロールを良好に保つことで、健康な方となんら変わらない生活をおくることが可能です。
HbA1cとは何ですか?
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、過去1~2ヶ月の血糖コントロールの良し悪しを示す指標です。
糖尿病のコントロール状態をみるために最もよく使われています。合併症を防ぐためには7.0未満にすることが奨められています。過去1~2ヶ月の平均的な血糖を反映しますので、採血前に食事を抜いても急には下がりませんし食後であっても急に上がることはありません。
食べてはいけない物はありますか?
禁止の食品はありません。血糖値が上がりやすい食品というのはありますが、一切禁止というわけではありません。それぞれの患者様のコントロール状態や肥満度や年齢、その他様々な要素によって気を付けるポイントは異なってきます。間食やアルコールの取り方についても注意と工夫があれば楽しむことができます(コントロールが悪い時には間食やアルコールを控える必要がある場合ももちろんあります)。詳細については当院スタッフにご相談ください。
親が糖尿病なら遺伝しますか?
糖尿病(2型)は明らかに遺伝傾向があります。しかし、すべてが遺伝で決まるわけではなく環境因子も関与しています。例えば両親の双方が糖尿病である場合、その子においては65歳までに40~50%の確率で糖尿病を発症し、これは一般の集団の約5倍であるという報告があります。
また、糖尿病(2型)の発症については55%が遺伝45%が環境因子で決まるとの報告もあります。
インスリン注射は一生続けないといけませんか?
やめられる場合ももちろんあります。長期にわたり自己注射が必要な方もいれば、短期間で離脱できる方もいます。それは患者様の病状や体質、療養の取り組み次第です。

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